漠然とワーホリや留学に行きたい!と思い立ったものの、何をどう考え、どうやって進めるのか全く分からない。そんな方にお読み頂ければと思います。
【どんな計画にするのか】
まずは、オーストラリアへのワーホリを考えているという前提でお話をいたします。
ワーホリは本当に自由度が高い滞在方法で制限なく1年間の滞在ができます。
条件を満たせば2年間、または最長3年間(2019年7月より)滞在できますので、長く海外で生活してみたい人には他に類を見ない最強のビザと言えます。
何をするのも自由ですが、以下3つの要素が強いです。
・学校に通い英語を学ぶ(最長で4ヶ月)
・働き、収入を得ながら長期滞在をする
・自由気ままに旅をしたり余暇を満喫
ワーホリの最大の特徴は働けること。
働いてさえいればその収入で十分に生活を継続できます。
極端な話、必要最低限のお金を用意して(30万円くらい)直ぐに働き出す気でいればワーホリに行けます。
しかし70万~120万円くらいを用意して計画をしている方が殆どです。
参考までに当社に申込みが多いパターンを3つ紹介します。
【Aさん】
準備資金:70万円
出発前に支払った金額:約50万円
*学費、滞在費、ビザ、航空券、保険込み
所持金:20万円で出発
入国都市:シドニー
最初の1ヶ月は語学学校に通う
最初の1ヶ月はホームステイをする
学校を卒業したら働く予定
【Bさん】
準備資金:120万円
出発前に支払った金額:約65万円
*学費、滞在費、ビザ、航空券、保険込み
所持金:55万円で出発
入国都市:ブリスベン
最初の3ヶ月は語学学校に通う
最初の1ヶ月は学生寮に滞在する
学校を卒業したら働く予定
【Cさん】
準備資金:100万円
出発前に支払った金額:約67万円
*学費、滞在費、ビザ、航空券、保険込み
所持金:約33万円で出発
まずはフィリピンで3ヶ月の留学をする
学生寮に3ヶ月滞在する
フィリピンからオーストラリアへ出発
オーストラリアに到着後は直ぐに働く予定
後に上記3パターンの内訳を説明します。
働く場所を出発前に決めるのは難しいですから、現地に到着して求人募集を見たり、場合によってはホストファミリーが仕事を紹介してくれたり、学校で仲良くなった友人が口を利いてくれたり。
アルバイトに関しては現地到着後に探すのが基本です。
2年目のワーホリをするためには農場(ファーム)で3ヶ月以上働く必要があるのですが、学校を卒業すると同時に農場へ働きにでる人も多いです。
この農場探しも現地到着後でないと、なかなかリアルな情報は得られません。
友人知人同士で情報交換したり、情報誌を見たり、募集掲示板で見つけたり、とにかく現地に行くと働く場所の情報は沢山得られます。
ワーホリを考え始めた人は、まず、この働き出す前までの計画をどうするのか?考える必要があります。
到着してすぐに働き出す予定の人は入国都市だけを考えれば良いのですが、
語学学校に通うことを前提とした場合、主に以下のことを考える必要があります。
【オーストラリアで学校に通う場合】
・学校に通う都市はどこにする?
・どの学校にする?
・どのくらい学校に通う?
・最初の滞在先はどうする?
・いつ出発する?
・必要な予算は?
【フィリピンで学校に通う場合】
・学校に通う都市はどこにする?
・どの学校にする?
・どのくらい学校に通う?
・学生寮は何人部屋にする?
・いつ出発する?
・オーストラリアはどの都市にいく?
・必要な予算は?
まずは計画をたてる段階で最も重要になる都市選びと予算について説明します。
【オーストラリアの都市選び】
日本の国土面積の20倍にもなるオーストラリアですが、大都市から、ビーチリゾートまで、タイプが異なる個性豊かな街が沢山あります。
シドニー、メルボルン、ブリスベンといった大きな都市のメリットはアルバイトが探しやすいこと。
語学学校の数も多く、競争率も激しいので安価な学校が探しやすいです。
都会ですが近くにはビーチもあり、自然も豊か、学校に通い、アルバイトも探しやすいというメリットを考えると総合的にこの3都市はオススメ度が高いです。
フィリピン留学でしっかり勉強し、オーストラリアに到着したら直ぐに働きたい人はこの3都市からの選択がよいでしょう。
ビーチの近くに住み、ゆったり・まったり生活したい人は、サンシャインコーストかバイロンベイが絶対にお勧めです。
オーガニック、ヨガ、スローライフ、こんなキーワードにピンと来る人は特に気に入ると思います。
近年はインスタグラムの影響でバイロンベイを知る人が多くなっていますね。
自然派の可愛いトートバッグや洋服などで有名な【JACK&MARIE】というブランドがありますが、このブランドはバイロンベイ発だったりします。
極力、日本人が少ない環境で生活したいと願う人はサンシャインコーストが良いでしょう。とてもローカルで人が温かく、親日家も多いです。
男女問わず好きになる人が多いですが、特に女性が気に入り、これらの街から離れずにワーホリ生活をし続ける人も多い、そんな魅力的な街です。
都会とビーチ生活のバランスが良いのはゴールドコーストです。
スモールハワイとでも言いましょうか、観光客が多い地域なのでアルバイトも探しやすいのですが、近年は昔に比べる少しアルバイトが探しにくくなっています。
それでも、郊外にはどんどん家が建ち、人口が増え、街が肥大化してますのでワーホリ生活を送るには十分な環境が整っています。
日本で言うところの【沖縄】が好きな人はケアンズがお勧めです。
世界遺産でもあるグレートバリアリーフやダイビングでも有名な街ですね。
わりと大きな街をイメージする人も多いのですが、実際は半日もあれば中心部は廻れてしまうくらい小さな街です。
主要都市の中では一番北部に位置しており1年を通して温暖です。
7月、8月など、シドニーやメルボルンではコートを着るような季節でもケアンズの昼間は半袖で過ごせます。
南国のゆるい空気と時間が流れています。
オーストラリアの殆どの主要都市は東海岸に位置しますが、西海岸の主要都市はこのパースになります。
シドニー、メルボルン、ブリスベンに次ぐ4番目に大きな都市です。
派手さは無いものの、生活を送るには申し分なく、交通インフラもかなり整っています。
語学学校の数は他の主要都市に比べるとやや少なめです。
【必要になる費用について】
【3つの必須費用】
ワーホリへ行くには以下3つの費用が必要です。
・ワーホリビザ申請料$485
*日本円で約38,000円
・オーストラリアへの片道航空券
*3万円~6万円が相場
・海外保険料
*最安値167,520円~20万円前後
上記3つの合計で23万~26万円を見ておけばよいでしょう。
海外保険への加入は義務ではなく、なくすこともできます。
ただし、長期滞在で無保険はお勧めできないので加入は考えたほうが良いでしょう。
用意できるお金が少なかったり、学校に通う予定がない人は、上記の金額+所持金として10万円くらいを用意すればワーホリに行くことができます。
4週間のホームステイと現地サポートがセットになったお得なプランもありますので参考にして下さい。
【学校に通う場合の費用】
どんな計画を立て、それにはいくらの費用が必要なのか?
この部分が一番気になるでしょうし、一番重要な部分だと思います。
当社に申込みが多いパターンを先に3つ紹介しましたが、その内訳を記載してみたいと思います。
【Aさん】
準備資金:70万円
出発前に支払った金額:約50万円
所持金:約20万円で出発
入国都市:シドニー
最初の1ヶ月は語学学校に通う
最初の1ヶ月はホームステイをする
学校を卒業したら直ぐに働く予定
出発前に支払った約50万円の内訳は、
入学金 $150
授業料 $1200
教材費 $60
ホームステイ手配料 $230
ホームステイ料金 $1200
空港送迎 $150
合計 $2990(オーストラリアドル)
日本円での支払い額は239,200円
ワーホリビザ代金 38,800円
片道航空券 46,100円
1年間の海外保険 167,520円
合計 252,420円
支払い総額は491,620円でした。
1ヶ月間、学校とホームステイを予約して、ビザ代、航空券、海外保険に加入したAさんの支払い総額です。
学校に通う1ヶ月間で、交通費、交遊費など、到着当初はなんだかんだとお金が出ることが多いので$800、約64,000円の出費がありました。
準備資金が70万円だったAさんは、1ヶ月間の学校を通い終わり、卒業する頃の所持金は144,380円となりました。
2ヶ月目以降は自分で探したシェアハウスに住みながらアルバイトをして、しばらくの間はシドニーで生活を続けました。
【Bさん】
準備資金:120万円
出発前に支払った金額:約65万円
所持金:約55万円で出発
入国都市:ブリスベン
最初の3ヶ月は語学学校に通う
最初の1ヶ月は学生寮に滞在する
学校を卒業したらファームで働き出す予定
出発前に支払った約65万円の内訳は、
入学金 $150
授業料 $3480
教材費 $120
学生寮 $996
合計 $4746(オーストラリアドル)
日本円での支払い額は379,680円
ワーホリビザ代金 38,800円
片道航空券 56,000円
1年間の海外保険 178,560円
合計 273,360円
支払い総額は653,040円
3ヶ月間の学校と、最初の1ヶ月は学生寮を予約し、ビザ代、航空券、海外保険に加入したBさんの支払い総額です。
学生寮は1ヶ月しか予約していないので、2ヶ月目以降は現地で自分で探したシェアハウスに住みながら生活を送ったBさん。
学校を卒業するまでの3ヶ月間で使った生活費は$3500、日本円にして28万円。家賃、食費、交遊費等、全ての生活費の合計です。
準備資金が120万円だったBさんは、3ヶ月間の学校を通い終わり、卒業する頃の所持金は266,960円となりました。
学校を卒業したBさんはブリスベン北部のクイーンズランド州内の農場(ファーム)に行き、果物の収穫作業の仕事を約4ヶ月してセカンドワーホリの申請資格を得ました。
【Cさん】
準備資金:100万円
出発前に支払った金額:約67万円
所持金:約33万円で出発
フィリピンで3ヶ月の留学をする
学生寮に3ヶ月滞在する
フィリピンからオーストラリアへ出発
入国都市はメルボルン
オーストラリアに到着後は直ぐに働く予定
出発前に支払った約67万円の内訳は、
入学金 $100
授業料 $2160
学生寮 $1080
光熱費等 $150
就学申請 $125
空港送迎 $50
合計 $3665(アメリカドル)
日本円での支払い額は403,150円
ワーホリビザ代金 38,800円
航空券(全行程) 59,290円
1年間の海外保険 167,520円
合計 265,610円
支払い総額は668,760円
フィリピンのバギオという都市に点在する学校を3ヶ月予約して、学生寮は最安の6人部屋を予約、ワーホリビザ、航空券(日本~フィリピン~メルボルン)、海外保険にも加入したCさんの支払い総額です。
フィリピンの学生寮は朝昼晩の3食付きなので、3ヶ月の滞在中は以下の費用しか必要ありませんでした。
Cさんがフィリピン滞在中に使った費用は、フィリピンのビザ申請料など諸経費で26,000円、3ヶ月のお小遣いで60,000円、合計86,000円でした。
準備資金が100万円だったCさんは、3ヶ月間の学校を通い終わり、卒業する頃の所持金は245,240円となりました。
Cさんはフィリピンからメルボルンに行き、中心地に点在するバックパッカーに5泊して、その間にシェアハウスを見つけ生活の拠点を作りました。
フィリピンで3ヶ月間、みっちり勉強したCさんはローカルのレストランで仕事を見つけることができ、メルボルンでの生活をしばらく続けました。
あくまでも代表的な3パターンです。
予算、目的、要望にあわせて提案をいたしますのでお気軽に相談してください。
当社に依頼するメリットを理解して頂き、相談を重ねていただければ嬉しいです。
【到着したらすべきこと】
短期留学なら必要ありませんがワーホリや留学で数ヶ月~1年と暮らす場合は長く生活をする基盤を作る必要があります。
到着したら直ぐにすべきこと。
・銀行口座の開設
・携帯電話の購入(SIMの契約)
・納税申告書の申請(TFNの申請)
・在留届の提出
暫くしたらすべきこと。
・住む家を探す
・アルバイトを探す
後者は学校に通う期間や出発前に予約したホームステイや学生寮の滞在期間にもよりますが、いずれにせよ暫くしたらしなければなりません。
シドニー、メルボルン、ブリスベンの3都市には当社のサポートデスクがありますので、少し条件はありますが到着後のサポートも提供いたしております。
【シェアハウスについて】
住むところはどうするのか?
一般的に入国当初は数ヶ月間の語学学校に通う中、最初の4週間~6週間はホームステイや学生寮に宿泊し、その後は自分で探したシェアハウスへと移ります。
シェアハウスとは、一軒家やユニット(日本で言うマンション)を共同して数人で住むオーストラリアではごくごく一般的なスタイルです。
例えば2LDKの家に4人で住み、リビング、キッチン、バス、トイレ等、共有スペースは住んでいる皆でシェアします。
・オウンルーム
オウンルームとはシェアハウスにおける1人部屋のことを意味します。
例えば、3LDKの家の1部屋を借りて寝泊まりし、キッチン、リビング、トイレ、バス等はその家に住んでいる他の人達と共有します。
他の部屋には知らない人が住みますが、1人の時間を自分で部屋で確保できます。
最初は知らん者同士で住み始めますが、食事を共にしたり、遊びに出かけることも当然あります。
家賃の相場は週AUD$150~$250が目安です(都市や地域により異なる)
・ルームシェア
ルームシェアとは1つの部屋を数人(2人が一般的)でシェアするタイプのことを言います。
例えば、3LDKの家の1部屋を借りて2人で寝泊まりし、キッチン、リビング、トイレ、バス等はその家に住んでいる他の人達と共有します。
仲の良い友人やカップル同士で家を借りる時にむいていますが、1人で家を探す場合でもルームシェアは探せます。
この場合、ぜんぜん知らない人と一緒の部屋で寝泊まりをすることになりますがシェアハウスで暮らす場合は普通のことです。
同性同士での寝泊まりになるのが一般的です。
1部屋を数人で使用する分、家賃も1人部屋に比べると安価になります。
街の中心部に住もうとすると家賃が高くなるのでルームシェアをして極力家賃を安くしたい場合に有効です。
家賃相場は週AU$140~AU$200が目安です(都市や地域により異なる)
【シェアハウスの探し方】
シェアハウスを探す場合、いくつかの方法があります。
・日本語の無料掲示板
・日本語の情報雑誌
・情報検索サイト
*クリックすると各サイトに飛びます*
上記は代表的なものですが沢山の情報検索サイトがありますし、各主要都市には誰でも閲覧できる無料掲示板があります(上記画像を参照)
上記のようなサイトを利用して良さそうなシェアハウスが見つかったら、まずは掲載されている電話番号に連絡をして内見の日時を予約し、実際に足を運び、家や自分が利用するであろう部屋を確認します。
シェアハウスは基本的に早いもの勝ちです、借りたいと思った場合は迷わず即決が良いでしょう。
家賃は週払いや、2週間分をまとめて払います。
一般的にBOND(ボンド)と言われる滞在保証金があり、入居時に家賃の2、3週間分を家のオーナーさんに払います。
BOND は退去をするときに返金されますが、滞在中に部屋や家具に損害を加えてしまった場合はその修理代として BOND の中から引かれ差額が返金されます。
BONDは返金の有無でトラブルになることも多いので、入居時にしっかりと確認をした方が良いでしょう。
電気、ガス、水道の光熱費は家賃に含まれていますが、消耗品であるトイレットペーパー、食器洗剤などは別途支払いが必要になることが多いです。
基本的にキッチン用具は全て揃っているので自炊ができます。
冷蔵庫は住んでいる人達全員でシェアなので自分のスペースを確保して食材を保存します。調味料は各自で用意が基本です。
寝具はベッド、枕、シーツ、掛け布団などは揃っていますのでご自身で用意する必要はありません。
身ひとつでシェアハウスに引っ越す事が可能です。
【アルバイトについて】
得にワーホリの方はアルバイトでの収入を頼りに生活をするでしょう。
オーストラリアで学校に通う方は卒業後や就学期間途中から、学校に通わない方は到着して直ぐにアルバイトを探し始めます。
語学力の有無により就ける仕事も異なりますが、何でもよければ収入を得れる仕事に就くことはできます。
飲食店や農場(ファーム)ですと語学力が低くても仕事に就くことは比較的容易です。
街でアルバイトをする、2年目のワーホリのために農場で働くなど、とにかく働いてさえいえばワーホリを継続することができ、少しづつでも貯金ができるでしょう。
農場で働いて1ヶ月に10万~20万円の貯金ができる人だって大勢います。
ワーホリの場合は、この働き出すまでの計画を優先的に考えてみて下さい。
英語を上達させたい、長く海外で暮らしてみたい、価値観や人生を変えてみたい、人生一旦リセットしたい、就職前に沢山の経験をしてみたい。
人それぞれの目的や目標があると思います。
ワーホリや留学の価値や成果も人それぞれです。
人と比べることをする必要もございません。
どれが自分にとって一番正しい選択なんだろう・・と悩む人も多いと思います。
不安や心配は必ずつきものですが、一歩踏み出せば必ず好転します。
得に海外で得れる経験は必ず人生の肥やしになります。
行くか行かないかを悩んでいる人がいたら一歩を踏み出す勇気を持ってください。
予想もつかないような素晴らしい経験ができると断言します。
株式会社 留学のチカラ
オーストラリア留学・ワーホリの専門店
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